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「牛は人のくらしに深う関わっとるんやろ。」 「そうやでぇ、元旦には家の主人が朝早く起きて、牛が寝ている方向からその年の縁起のよい方向を決めとったんや。」 「人よりも先に雑煮を祝って食べさせたったんやろ。」 「せや。またな、牛が夜鳴くと火事があると言われたり、牛に追いかけられる夢を見たら風邪をひくと言われたりもしとるなぁ。みんな牛をなぁ、ほんまに大事に飼うとるんや。毎年1月28日には大日神社に牛をつれてお参りにいってなぁ、牛が病気にならんように、また、牛から福徳の御利益があるようにお祈りをしたもんや。田を耕しながら、牛を肥やして売り買いすることは、百姓の大事な仕事にもなっとるんやでぇ。」 |