原産地篠山の気候、風土が生み出す
奇跡の極上品 霧芋とも呼ばれる山の芋 |
||
別名霧芋と呼ばれる山の芋。丹波霧に見られる昼夜の温度差があの粘りけの理由。
丹波篠山特産物レシピ集には利用方法がわからないという人のために、日本一否世界一の質と量のレシピを掲載しています。
|
霧芋とも呼ばれる篠山原産の山の芋 篠山を原産地とする作物といえば、丹波黒大豆が有名ですが、山の芋もそのひとつです。一般にヤマノイモ(山の芋)といっても自然薯、山芋、大和芋など様々な品種と呼び名があります。当地方で栽培されている山の芋は非常に粘りけが強く、大型で、別名『霧芋』(きりいも)とも呼ばれています。栽培に適した気候として篠山盆地の濃い霧があってこそなので『霧芋』を正式名称にしようとする動きもあるくらいです。なお、篠山城の別名は桐ケ城 丹波篠山の山の芋は粘りが違う!名実共に日本一の山の芋 この特産料理レシピ集でも「山かけ,とろろ汁,とろろご飯に使う芋はツクネイモが一番。それを代表するのが丹波山の芋。外観とは対照的に、純白で、きめ細やかな粘りけ。長期保存にも耐えます。高級植物たんぱく質ミニーシン、消化酵素ジアスターゼを多く含み、強壮、強精,疲労回復、高血圧防止などの薬用も充分。高級和菓子のほか用途は広く、様々な料理にも愛用されています。」 山の芋のいのちはなんといっても粘りけです。きざみとろろに使う長芋のような粘りのないものが合うものもありますが、山の芋の食感は強い粘りにこそあります。 元農協の農産部長が語ったこんな逸話があります。山の芋を専門に扱う他県の業者がいうには「篠山の山の芋と他産地の山の芋を見分けるには、コンクリートの地面に落としてみる。普通割れてしまう。ところが篠山の芋はゴム毬のようにごんごろごんと弾いて割れない。粘りけが違う篠山の芋じゃないとだめ」とのこと。 またこんな話もよく耳にします。他の地方に篠山の山の芋を買って帰り、種芋として植えると、非常に大きな芋ができることがある。しかしできた芋を翌年に種芋として使うと小さな芋しかできないというのです。 極上の山の芋をつくる3要素 天と地と人 良い山の芋ができるには、天と地との人の3要素がかみ合わなければなりません。昼夜の大きな温度差がある盆地の気候、粘土質で栄養豊富な土壌、長年培ってきた栽培技術とそれを使いこなす惜しまない人力です。ウィキペディア『篠山盆地』の項には「盆地特有の気象上の特徴を有し、周辺地域に比し寒暖の差が大きい。このため特に晩秋にはしばしば早朝には濃い霧が発生し丹波霧と呼ばれている。夏は高温・高湿で概して内陸気候である。こうした気候を活かした農業が盛んである。篠山盆地の土は、粘土質で栄養分を豊富に含み、耕作には適している」とあります。これに加えて、篠山人特有の愚直なまでの忍耐強さがあります。日本全国の酒造りを支えた丹波杜氏のそれと通じるものがあります。 ただ、よい山の芋が篠山盆地のどこでも作られるかというとそうではなく、篠山盆地の中央部でやや西に片寄があります。偶然かちょうど恐竜化石の発見で有名になった篠山層群の区域とほぼ重なります。 |
真夏に咲いた黒豆の花 これがあの黒枝豆のもと 丹波篠山といえば? デカンショそれとも・・・・!? 黒枝豆販売解禁セレモニーは なぜやるの? 苦労豆と呼ばれる黒豆 真夏の特産!大山スイカ |