真夏に咲いた黒豆の花
可憐な花が大粒で芳醇な枝豆をつくる |
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篠山地方では、粘土質の土壌と、昼夜の激しい温度差が好条件となって、古くから良質の黒大豆が栽培されてきました。
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グリーンファームにお勤めの小林さんから黒豆の花の写真をいただきました。丹波黒大豆の花です。花はお盆を前後して黒豆の枝の付け根のところに小さな薄紫かかったピンク色の花弁をつけます。8月篠山盆地のいたるところに黒豆畑が深く鮮やかな緑に染まります。まわりを取り囲むコシヒカリのほ場が緑から黄金色への変化していくのとコントラストをなしています。可憐なこの花は、茂った黒豆の葉に隠れて外からは見えず、畑の脇を歩いても気づくことはまずありません。
この時期、台風で花が飛ばされることになると収量が大幅に減収ということになりますが、大きく多い茂った葉によって花はしっかりと守られています。 農家はこの花が咲いたのを見て、追肥を施します。充分な太陽の光と適度な水分が相まって枝が茂り、花は実へと移り、見る見るさやが膨らんでいきます。 花をつけて2カ月後の10月には、今や丹波篠山の特産中の特産ともいえる丹波黒枝豆になります。あの芳醇で独特の甘味を持った黒枝豆は、この可憐な花を経て、大粒のさやとなります。この可憐で美しい花があってこそ特産黒枝豆を今年も味わえます。 写真はフォト@篠山に掲載されています。 |
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